【永久保存版】神棚の掃除・お手入れ・清掃方法

【永久保存版】神棚の掃除・お手入れ・清掃方法

広島県福山市にございます、福山江原佛具店でございます。

年末と言えば大掃除。神棚のお掃除、皆さんしていますか?
「したいけどどう扱っていいか分からない...」といったお声もよくございますので今回は神棚の清掃方法についてご紹介します。

これを読んで頂くと神棚の掃除に迷うことはなくなります。
ぜひ最後まで御覧ください。


|掃除をする際の時期について

まずはじめに神棚を掃除する時期についてです。年末に近づくにあたり忙しくなりますし、12月上旬がおすすめです。また掃除をしない方がよいとされる日もあります。
それは9がつく日です。特に12月29日は「二重に苦しむ」といった言葉を連想させるため絶対に避けましょう。
また12月31日は新年を迎える慌ただしい日となるため、神棚の掃除には相応しくないと言われています。そのため年末ならいつでもよいというわけではありません。

|準備物

事前に準備する物は次の物です。

  • 神棚を置く白い布
  • 掃除用の綺麗な布
  • 御供物(米・塩・榊・酒)
  • マスク(又は和紙)
  • ハタキ

|お掃除の流れ

1.お清めと神棚への挨拶

キレイな水で口をすすぎ、手を洗う。
そして二礼二拍手一礼して神様に掃除する旨を伝えます。

2.マスクを着用するか口に和紙をくわえる

神棚に向かって息を吹きかけてはいけません。息は穢れているとされているからです。お掃除の際はマスクを必ずするか後述する御札を取出取付の際口に和紙をくわえてください。

3.神棚と榊立といった神具を下ろす

神棚は床や机に直接置かずきれいな白い布の上に置いてください。白い布がない場合はきれいな布でも代用して構いません。神具を先に下ろしたほうが神棚が移動しやすいです。

また飾り方がわからなくなってしまうことがあるので事前に飾り方をメモしておくか、撮影しておくことをおすすめします。

4.御札を神棚の中から取り出す

御札は取り出した状態で掃除を行って下さい。取り出した御札は綺麗な白い布の上においておきます。この際マスクをしてない場合は口に和紙をくわえて息がかからないようにします。

5.神棚本体を清掃する

ハタキをかけ、乾拭きしてください。汚れが酷い場合は水を含ませた布を固くしぼって必要最低限だけ拭いてください。また必ず新品かつ綺麗な布を使用して下さい。なお神棚はひのきの白木で作られていることが多く、木の表面に塗装や色付け加工がされていないことがほとんどなので、洗剤は適しません。

なお古い御札がずっと置きっぱなしになっている場合があります。その場合は絶対に捨てることはせず、神社でお焚き上げをしてもらいます。年末年始、神社では必ずお焚きあげを行っているのでそのタイミングを利用するのもいいと思います。

↑うちではダチョウの毛ハタキでいつも掃除しています

6.神具を清掃する

・折敷や八足台三宝、神鏡など

基本的にハタキをかけて清掃します。あまりに汚れがひどい場合は買い替えて下さい。

 

↑裏も入念に

 

・水玉、平次(御神酒入)、白皿、白高槻等

水洗してください。

・榊立て

もっとも掃除が大変なのは榊立てとローソク立てです。

榊立はヤニがつくためです。簡単な汚れでしたら食器用洗剤を使ってブラシで磨いて下さい。

しかしそれだけでは落ちないことが多いです。最終手段は「ハイター」を使って下さい。ピカピカになります。

・ローソク立て

ローソク立てにこびりついたロウを落とすのが大変です。先の尖ったもので地道に剥がす方法もあるものの、なかなか時間がかかります。

↑こびりついたロウでだいぶ汚れています

↑磨いてもこのようになかなか綺麗になりません

なのでこれは簡単に剥がす専用の洗剤がおすすめです。

↑この専用液をローソク立てにふきつけしばらく待って拭き取ります

↑左が液を吹き付けて拭き取ったものですかなり綺麗になります


7.神棚と神具をもとに戻す

掃除が終わったら御札を神棚に戻します。この際もマスクをしていない場合は和紙を口にくわえてください。そしてもとの正しい設置場所に神棚を戻し、神具ももとの場所に戻します。そして新しい御供物を御供します。


御札を元に戻し扉を閉めました


8.神様に掃除が終わった旨を報告する

二礼二拍手一礼して改めて神様へ掃除が終わった旨を報告してください。

|掃除関して注意点のまとめ

神棚のお掃除に関しての注意点のみをまとめておきます。

  • 掃除をしてはいけない日がある
  • ご挨拶をきちんとする
  • 神棚本体に洗剤をつかわない
  • 神棚に向かって息を吹きかけない
  • 神棚本体は直接床や机に置かない
  • 汚れた掃除道具を使わない
  • 古い御札をゴミとして捨てない

 

よくあるお問い合わせ

・女性が掃除をしてはだめでしょうか

→女性の方がお掃除していただいて問題ございません。しかしながら地域の慣習、ご当家の習わし、ご親族のご意向、ゲン担ぎ等で神棚に触るのは男性のみであるといったお考えがあるのも事実です(御札・神鏡のみは男性が触るといった場合等もございます)。最終的にはお客様のご選択となるものの、神様を敬う気持ちに男女で差はないと思っております。そのためどなたでもお掃除していただいて基本的に問題ないと私共は考えております。

・お掃除をした後、新しい御札が来るまで古い御札を再度祀ればいいのでしょうか。

→新しい御札が来るまで古い御札をお祀り下さいませ。

|どうしても自信がもてない場合は

注意する点が多いので一つ一つ手順を確認しながらお掃除するようにしてみて下さい。お掃除も言えども儀式の一つと言えます。

なお神棚も20年に一回は買い換えることになります。お掃除することでそれまで綺麗な状態で使い続けることができますよね。
やったことがない方も是非チャレンジしてみてください。神棚を綺麗にすることで神様に敬意も示せますし、年末にふさわしい締めの作業となり、自分自身の気持ちも引き締まります。

ただし、これを読んでもどうしても清掃に自信がもてないといったこともあります。その場合、当店では出張簡易清掃サービス(福山市内:全部コミコミで3300円)を行っていますので、ご利用を検討してみてください。

詳しくはどちらもこちらからご連絡いただくか、ラインからもお問い合わせを受け付けています。お問い合わせは無料なのでお気軽にご相談下さい。

ラインですと画像を送っていただくことでより詳細にご案内できますのでおすすめです、併せてご利用ください。

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最後までお読みいただきましてありがとうございました。
それではまた!

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1件のコメント

初めてメールさせていただきます。
神棚の鏡が曇っており、気にしています。お手入れ方法を教えていただけないでしょうか。よろしくお願いします。

奥村聡子

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