広島県福山市にございます、赤い柱に緑のお屋根が目印の福山江原佛具店でございます。今回は久々の仏事のトリビアシリーズ。
佛具と仏具は何が違うのかについてご紹介します。
結論
いきなり結論です。違いは「字が違う」だけです。意味していることは全く同じです。
旧字体が否か
とはいえこれではあまりにも短絡的なので、もう少しだけご説明させていただくと、仏は新字体で、佛は旧字体です。
そのため具体的には旧字体か新字体の違いということになります。ただしどちらを使うかということについては少し複雑なお話になります。
どういう意味をもたせたいかによる
新字体と旧字体はどのように使い分けるのでしょうか。これについて指定や制限があるわけではないので、個人が自由に選ぶということなります。
つまりはどういう意味を持たせたいかの違いと言えると思います。
旧字体は1949年に「当用漢字字体表」の告示(画数が多くて複雑な漢字を簡単な漢字の使用に変更していきましょうという流れ)、以前に使われていた漢字のことを示します。
そのため新字体はより簡略化した漢字のため文字本来の成り立ちをよくも悪くもそいでしまっているとも言えます。
そのため私は仏教や供養文化は歴史が古いため、それらの伝統や成り立ちを尊重し重んじる意味合いも含め、極力旧字体をつかうようにしています。
終わりに
いかがでしたでしょうか。日本の供養文化は様々な事柄が複雑に影響しあって成り立っています。今回のお話も仏教の話かと思えば、漢字の歴史の推移と関係が見えてきました。他にも深い意味があるかと思っていたのに、誰がはじめたのかわからないけどただの慣習で深い理由は特になかった...なんてこともあります。こういう一筋縄ではいかないところも、この文化も難しくもまた面白い点ですよね。またご不明点また悩んだ際にご相談できる窓口になれるよう福山 江原佛具店も邁進して参ります。
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