【松栄堂の裏側】長岡京香場を見学しました

【松栄堂の裏側】長岡京香場を見学しました

広島県福山市にございます、お香のセレクトショップ香選です。
先日松栄堂のお香工場をオンラインで見学したので、紹介したいことやその際に思ったこと感じたことを書きたいと思います。

松栄堂とは


松栄堂についてご存知ない方もいると思うので少しだけ紹介します。松栄堂は大変上質なお香を作っている京都の超有名老舗香メーカーです。

数ある人気シリーズの中でも、当店では芳輪シリーズ、「堀川」が大変好評商品で多くの方にお買い求め頂いています。




↑一番人気の堀川。和の香りで程よく甘い、本当にいい香りがします。
20本入から買えるので是非。



松栄堂は外国でも人気で、松栄堂のインスタグラムアカウントには外国語がちらほら見られます。

ちなみに外国人に一番人気なのは「のきば」だそうです。

工場見学の感想


お香と言えど作っているのは工場なので、大量生産と合理性を追求したものを想像していたのですが、実際は違いました。

お線香は様々な原材料を練って作ります。練る行為は機械にて行っていますが、コネ合わせた粘土の調整は季節、温度、湿度等により日々変わるため、人の手で毎回調整していました。

さらに松栄堂の長岡京香場(ちなみに長岡京香場は工場ではなく「香」場だそうで、しゃれてるなと思います)では大ロットと小ロットのラインがあり、小ロットのラインではたくさんの種類が作れる反面人の手が介在している部分がとても多いです。

お線香のカットも人の手ですし、その中で特に驚いたのが小ロット製品群は内容量の単位が重さでなく本数なため、人の手で一つ一つ本数を数えて箱詰めされていた点です(気の遠くなるような作業です...)。折れやすい線香は人の手が入らないといけないポイントが多いんですね。

しなしながらハイテク化も進んでおり今回進物ロボットと言う進物の桐箱に商品を一つずつ詰めていくロボットアームもありました。(初公開とのことでした)。
進物ロボットなんてものがこの世に存在していることにそもそも驚きましたし、上段用と下段用で担当の違う2台のアームが素早く正確に詰めていく様は担当の方が頻繁におっしゃっていた伝統と革新の象徴のように感じました。

伝統だけでもなくハイテクだけでない。それらがきちんと合わさり1本1本のお香ができていました。

見学を終えて


今回の香場見学で改めて認識しておかないといけないなと感じたのが1本1本のお香が多くの人の手と、何よりその原材料となる自然の恵みからできているということです。

担当者の方が「原材料である自然の恵みに感謝し、余すことなくつかうことを考えている」とおっしゃっており、ついついお香が様々な自然のものからできていることの意識が薄くなっていることに気が付きました。

今目の前にあるお香は、機械にいれてガラガラポンとできて、原材料も無限にあるとさえ錯覚してしまうことがあります。

私も毎日お香を使う際、生産者の方と自然の恵みに感謝と思いを馳せ、火をつけようと思います。

 

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最後までお読みいただきましてありがとうございました。
それではまた!

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