お香のセレクトショップ香選です。
今回は部屋焚き用のお香を仏事に用いてもよいかについてお答えします。
｜お香をお仏壇につかってもいい？
全く問題ありません。近年では故人様のお好きだった香りを御供する方も大変多いです。そしてそれとは逆にわかばや光陰といったお線香をお部屋焚き用のお香又はアロマとして実際につかっているお客様もいらっしゃいます。
｜御供としてわたしてもいいの？
最近ではあえてお部屋焚き用のお香を御供とする方が増えています。個人的にこのお話は昨今の供養に関する考え方の多様性を象徴するエピソードの一つだと思っています。
御供の進物線香は仏様並びに故人様に御供するための物として渡すのが本来の考え方です。ではお部屋焚き用のお香をお渡しする方はどのような想いで渡しているのでしょうか。
それは残された方たちに対する心遣いからです。
人が亡くなると、残された方々は葬儀の準備や様々な手続き、そして何より悲しみに打ちひしがれます。
そんな中お部屋焚き用のお香の香りで、疲れや悲しみが少しでも癒やされてほしいという願いを上乗せしてお渡しするそうです。
後は似たような香りのお線香だと他の方と被ってしまうというお話や、お部屋焚き用のお香をもらって他と違った香りで実際に喜ばれたというお話をいくつも伺っています。
さらにお互い気を使わないためにも「プチギフト」の感覚で渡せるのも理由としてあるようです。
いずれにせよ仏様、故人様、ご遺族様すべてを想い渡すお品物は人の気持に寄り添う素晴らしい心遣いだと感じます。
法要の時も好きなお香を使ってもいい？
こちらも、基本的には問題ありませんが、法要を執り行うお寺様のお考えもあります。もし気になるようでしたら、事前にお寺様にご相談されることをお勧めします。
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